そう症


症状

気分爽快で高楊し、自信に満ちあふれ、口数が多くなって活動性が高まります。しかし、思考はまとまらず話が次から次に飛んで統一のない話を続けます。ときには誇大妄想や誇大観念もみられ、精神的な抑制がきかなくなります。睡眠不足になりますが、疲れ知らずで表情も元気そう。また金遣いが荒く、無遠慮になって行動の制限や忠告に怒りっぽくなり、トラブルが絶えません。

原因

最近では、病気になる前の性格にさまざまな誘因が関与して起きるという説が研究されています。

治療

そう状態の鎮静を図るための薬物療法を行います。鎮静効果の高い抗精神病薬や炭酸リチウムや抗けいれん剤なども使うことがあります。
興奮の程度がさほどでもない場合は、外来通院で治療を行いますが、強い場合は入院の必要があります。家族は本人のプライドを傷つけないように配慮して、治療をうながすことが大切です。

統合失調症・急性分裂症・慢性分裂症


症状

考えていることにまとまりがなく支離滅裂、言葉の羅列、現実にありそうもないことを信じる妄想、誇人妄想などの思考障害、周囲の人には聞こえていない声が聞こえる幻聴などの知覚障害、周囲の喜怒哀楽を、示さないような感惰障害、無気力、大暴れするような精神運動興奮がみられる意欲・行動の障害、自分が生きているという実感がなくなったり、自分が二人いるなどという自我意識障害などがあります。
寝つきが悪い、昼夜の生活リズムが逆転する、食欲低下や体重減少、頭痛、動悸などの症状もみられます。
精神分裂症の特徴として、自分が病気だという認識がなく、その病型は大きく破爪型、緊張型、妄想型の3つに分けられます。
破爪型は比較的若い人に発症し、慢性の経過をたどります。意欲低下や人に会うのを嫌うタイプがこの型に人ります。
緊張型は、急性に起こるもので、激しい興奮のあるもの、逆に昏睡状態になるもの、あるいは相手の言った言葉を繰り返す反響言語、幻覚・妄想といった症状がみられます。
妄想型は、30歳前後で発病する人が多く、妄想と幻覚をおもな症状とします。

原因

原因はいまのところはっきりわかりませんが、脳内のドーパミンという神経伝達物質に異常があるのではないかといわれています。

治療

最近はできるだけ外来で短期に行うことが多くなりました。
治療は、薬物療法、精神療法、生活療法。
薬物療法は、抗精神病薬が使われ、継続して服用します。

予後・経過

家族の対応がとても難しい病気で、早期発見が大切です。どこに相談したらわからないときは、とりあえず、保健所の精神保険相談員か、各県にある精神保険センターに相談してみて下さい。

アーノルド・キアリ奇形


原因・症状

小脳の一部が大後頭孔(後頭部の頭蓋骨の孔)を通って脊髄まで抜け出している、先天的な形態異常で、必ず水頭症を合併します。また、小脳といっしょに延髄もぬけでていたりなどの形態異常を伴っていることもあり、生まれてすぐの場合と大人になってから発見される場合があります。


治療

水頭症の治療を行います。また、大後頭孔と上部頚椎の拡張手術をする場合があります。

予後

水頭症によるものの予後は比較的良好。
その他、発症の時期や程度によって予後は異なります。

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