原因
原因不明ですが自己免疫説が有力な特発性副甲状腺機能低下症と、甲状腺の手術後などに、副甲状腺の損傷で起こる続発性副甲状腺機能低下症の二つに大きくわけられ、どちらも副甲状腺ホルモン分泌欠乏症によりおこりますが、まれな病気です。
症状
低カルシウム血症と手のしびれ感や口の回りの違和感が生じます。
さらに症状が進むとテタニーと呼ばれる筋肉の筋がつったような痛みを伴うけいれんが起こります。これが全身に及ぶとてんかんと間違われることもあります。特発生のものはいつからともなく起こってきますが、続発生のものは手術後すぐに症状があらわれてくるので明らかです。
診断・治療
低カルシウム血症と高リン血症のあるのがこの病気の特徴です。ですから、血液中の副甲状腺ホルモンが不足していることが診断を確実なものとします。
治療では、この病気はビタミンDの活性化に障害があるので、活性型ビタミンDの補充を行わなくてはなりません。場合によってはビタミンD剤を併用することもあります。
また、特別な場合を除いては薬を服用する必要はありませんが、カルシウムを多く含む牛乳などの乳製品の摂取も大切です。
予防・経過
病気が治っても高カルシウム血症にならないように、2?3ヶ月に1回は血液検査をしておくと良いでしょう。
原因
副腎に悪性腫瘍が発生する根本的な原因はわかっていません。
その点はほかの多くのがんと同様です。
症状
腫瘍が発生すると、副腎が分泌しているホルモンの一つ、あるいは複数が過剰に分泌されるようになり、その結果としてからだにさまざまな異常があらわれます。
その症状としてクッシング症候群、褐色細胞腫、副腎性器症候群があります。
診断・予防
CTスキャン、MRI、副腎血管の造影X線撮影のほか、シンチグラフィーといって、放射性の物質が副腎へ集まるようにして、その分布具合から腫瘍をとらえる検査なども行います。
治療は手術が原則で、腫瘍を副腎ごと摘出します。また、薬剤療法を補助的に用いる場合もあります。
予後・経過
副腎がんは再発の可能性が高く、生命に関わる危険の大きい病気です。
原因
原因のすべてが明らかになってはいませんが、化学物質との接触、抗生物質、高圧利尿剤などの薬がこの病気を誘引することがわかっています。
症状
ほんの少し盛り上がった、扁平で赤紫色の皮疹が、胴体、腕、すね、手の甲に多くでます。外陰部、唇、口の中に出るときは白っぽく、線状や網目状になります。
診断・治療
薬剤が原因であるときは、使用を中止します。
副腎皮質ホルモン剤の入ったテープを貼ります。
予後・経過
治療に抵抗して治りにくいことが多く、長い経過の後に消失するようです。